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廃棄物を有効利用した堆肥

屋外での 農業廃棄物の焼き払いは環境を傷つけます。確かに最も一般的な方法ですが、これはエコに変えることができます。つまり廃棄物を土のコンディションを向上させ炭素を吸収する生物炭に代えるプロセスを選ぶのです。普通の火の中では生物廃棄物のなかにある炭素が酸素と結合を余儀なくされて二酸化炭素が発生しますが、生物炭では10%から15%含まれる炭素はそのままになります。すでに実用化に向けて動きが進んでおり、カンザスからケニアにかけて農家に炭をつくるストーブを設置し始めています。ケニアではリ・チャーという名の会社が$30で釜を販売していて生物炭を農家が作れるようにしている他、海の向こうのアメリカでは、カンザス州北東生物炭協会の元理事長デービット・ヤローが農家と共同で生物炭システムを作りグリーンハウスの暖房用に利用しようとしています。

生物炭は簡単に作れて、とうもろこしの茎、木などのを酸素の少ないチャンバーに入れるだけです。土に混ざった際にも炭素は数百年にわたって安定した状態に保たれるのが利点です。つまり大気中に放出されるはずだった炭素が地中に収まり、植物にも益をもたらしているのです。なぜなら 微生物や水がこの土の中にとどまるからです。また植物の成長には欠かせないニトロゲンも地中の水の中にとどまります。このほかに、草や木の中にあるガスが生物炭の生成過程で出ますが、缶に取り込んで釜のために再利用できます。それでも余ったガスは取り込んで暖房用に使うことになります。

つまりのところ、生物炭はエコに農家の廃棄物を処理する方法で、作物の生産性を高め土を元気にしエネルギーも発生させるというものです。歴史を紐解いてみると何千年も前にアマゾン原住民が栄養の無い土に植物を植えるときにこの方法を用いたということです。

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