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カリフォルニアのフルーツ加工工場が、巨大な太陽エネルギー温水暖房システムを設置

カリフォルニアのフルーツ加工工場で、太陽エネルギーを使用する準備が整ったようです。ドライプラム、ジュースそしてドライフルーツやナッツ製品を扱うステープルトン・スペンス・パッキング・カンパニーは、カリフォルニア州に屈指の大きさの太陽エネルギー温水暖房システムを設置しました。これによって、会社は年間約37,584サームの化石燃料を節約できるとされています。この数値は100万キロワット、また二酸化炭素140万ポンド(約63万kg)に値します。

Largest Solar Water Heating System in the State of California Completed in Fruit Processing Plant

太陽熱システムによって、2万平方フィート(約6平方km)のソーラーパネルが、グライドリーのサクレメントにある施設の屋根に敷かれました。請負社FAFCOアンドBCMコンストラクションによると、このシステムは間接循環技術として知られているといいます。従来、水はパネルを通して循環していましたが、今回の新技術の場合、熱伝達液体がパネルを通って、使用される水を熱する熱交換器へと移動します。

ステープルトン・スペンスは、年間3千万ガロン(約1億1100万ℓ)の水を使用していますが、そのうち3分の1はボイラーに使用されます。施設に設置されたシステムは、水をその常温よりも温かい華氏30度に予熱します。そして、施設で使用される蒸気を作るボイラーへ移動します。水を予熱することで、自然ガスの使用は37,584サームまで減らすことが出来るのです。

この工場は毎年約650,000サームの化石燃料を使用していますが、その大部分は、製品の梱包・発送前にドライフルーツを再水和したり、ジュースやピューレを殺菌するために使われます。同会社によると、他の再生可能エネルギー設備のように、この巨大太陽システムもたったの3年半という短期間でそのコスト回収ができます。加えてステープルトンは、カリフォルニア州太陽光構想(CSI・・・太陽光発電補助プログラム)より47万6千米ドルの値引きを受けることができるのです。

Via: Solarthermalmagazine

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