毎日普通のように利用しているものを当たり前と思ってしまいまいがちです。なかでも電力供給は最たるものですが、中にはしょっちゅう電力供給が途絶え、時には数日にもおよぶ離れ村があるのです。そのようなガーナの山奥にすむ苦学生のためにサレー大学の学生が作り出したのがこのソーラー提灯です。
暗くなったら勉強が出来なくなってしまうようなところに住む学生のために、ソーラーパワー提灯を作り出すのが今回のテーマです。教授はガーナのそのような環境で育ってたのですが、今回の計画はまさに青天の霹靂というべきものでした。
一日中屋外で働いた後はケロシンランプで勉強しましたが、誰かが持っていってしまうと次の日は宿題を終わらせられずに学校に行ったものでした。家に帰れば相も変わらず電力は付いたり付かなかったりとなるので、何とかしてガーナの苦学生のために出来ることを、ということで始まったのです。
ガーナ国内の様々な村に配布され、奨学金のための募金も募っています。学生に支給される作り方の本と素材によって自分で提灯が作れるのです。