現代のデザイナーやアーティストたちの多くが、「リサイクル」や「環境維持」を自分たちの作品のテーマにしているということは非常に興味深いものです。それはまた、私たちの間でもっともクリエイティブで才能のある人たちは、先の道を見通して、そういう人たちの多くが環境問題に意識を持った、未来を見る力のある人たちであるということを例示しています。 Studio FormafantasmaのSimone Farresin氏と、Andrea Trimarchi氏は、実に物事がもっとシンプルで、恐らくもっと平和に暮らしていたころに、逆戻りするような道具を製作しました。
彼らによってデザインされた機能的な容器のラインは、Autarchy、「専制政治」と呼ばれていて、小麦粉70％、農業廃棄物20％に、野菜や香辛料から抽出された色を上に塗った自然の石灰岩10％の、ユニークなブランドを使って作られています。また、防水のために天然ゴムでさらにコーティングしており、すべて完全に生分解性。素朴なデザインと同時に、環境にやさしいものを好む人たちにとってこの容器はうれしい一品です。
Autarchyの考えはまた、自立し、地元の生の素材を使って製品を作り、世界的にもアピールできるデザインである個々のソーシャルポケットを作り出すということでもあります。地元で手に入る素材だけ使って製品の要素を作るという考えは、輸送の段階で無駄にされているエネルギーと素材、両方の節約になります。私たちのほとんどは、Autarchyのために今使っている台所用品を捨てるということはないでしょうが、この考えは、実に、より効率的でスマートで環境にやさしい製品を推進していくものです。
Via: fastcodesign
