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エンジニア工学専攻の学生がクリーンエネルギーで動くソーラーパワー芝刈り機を開発

芝刈りといえば、週末のお父さん方に待ち受ける家庭での大事な仕事として長いこと定着しているものです。しかしながら、一般のモーター式芝刈り機は年間8億ガロンものガソリンを消費する事実を考えたとき、「昔からこうだから」と芝刈り機の使用は当然のことと片付けて良いものかどうか考えさせられます。また高濃度の一酸化炭素や、人体に有害な炭化水素や窒素酸化物が排出される点も見逃すことができません。しかし、他のケース同様にここでも想像性豊かなアイデアマンの方々がいろいろと知恵を絞っており、継続可能で環境にやさしい形でこの問題に解決を見出そうと努力しています。その良い例が電気工学を専攻するサミュエル・ハミルさんで、彼の考案した太陽電気を利用した芝刈り機のプロトタイプには様々な工夫が凝らされています。

見た目はなんとも宇宙に浮かぶ人工衛星のようなこの芝刈り機は、われわれのデザイナーとサミュエルさんの学校の教授との共同プロジェクトとの一環として取り組まれました。その特徴は何と言っても芝刈り機上部に鎮座する巨大ソーラーパネルでしょう。パネル自体は太陽光を最大限に吸収するようにと、角度調節機能が付いている徹底のしようです。

機能に関してですが、太陽光発電部分は約160ワットを発電可能でこれは2機の直流モーターを動かすには十分な量です。このモーターはそれぞれ異なった役割に使われており、一つは芝を刈る歯を実際に回転させるために、そしてもう一つのモーターはソーラーパネルの角度を変えるために利用されており、光電動セルの機能と相まって常にパネルが太陽に向いていることができるような仕組みになっています。

最後に、通常は電池をまったく使用せずに済むメカニズムがこのマシーンの最大のウリですが、曇りの天候の下で使用することを考えた上で電池式で動くようにも対応できるようになっています。

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